サンゴに優しく2016.01.07
北風が強い本日は、南海岸へサンゴ調査。
風は強いですが、時折太陽が顔をのぞかせるお天気。
しかし、いよいよ寒くなり、ようやく?宮古島も冬らしいお天気になってきたなぁ〜という感じ。
今までが暖か過ぎたんでしょうが。。
外気は寒くなったとは言え、未だに水温は25℃をキープ。
今年の冬はもうこれ以上水温下がらないのか〜??
暖冬・・恐るべし。
さて、連日サンゴ調査を行っているので、本日もサンゴのお話を少し。
みなさんはサンゴ礁と聞いて、思い浮かべるものはどんな形でしょうか?
多くの方は卓状(テーブル状)や枝状の一般的にミドリイシと呼ばれているものを思い浮かべるでしょうか。
それ以外に思い浮かんだ方は、日頃から良くサンゴを見ているダイバーと言えるかもしれませんね^^
サンゴとひと言に言っても、様々な形のものが存在するんです。
卓状や枝状のミドリイシが群生している光景はやはり南の海を象徴とする光景ですが、
その他にもまぁるい形をしたものや、平べったり形をしているもの、キャベツのような葉っぱの形をしているものまで存在するんです。
上の写真を見ていただくと、中央部分に”緑の地図”のような形になった部分がありますよね?
もちろんこれもサンゴです。
この写真は地面に対して真上から撮影しています。
立体的ではなく、地面をべったりと覆うように成長するサンゴ。
形状としては被覆状と呼んでいます。
このサンゴはコモンサンゴという種類になりますが、
このように一見地面と同じように見える場所にも、そこにはサンゴが生息していたりします。
地形ポイントが多く点在する伊良部島・下地島周辺にも、このようなサンゴは多く存在します。
どちらかというと、卓状や枝状のサンゴがたくさん群生している場所よりも、地形ポイント周辺の岩盤で良く見られるサンゴです。
そしてそこで潜るダイバーがこのサンゴに気づかずに、着底してしまったり、フィンキックで蹴ってしまったりという事が起こっているのも事実です。
だからと言って、それを僕たちインストラクターが厳しく注意して怒るような事はまぁないと思いますが、
(僕に限ってかも?・・個人的見解です^^;)
海外では、サンゴの上に乗ったり蹴ったり傷つけてしまうとすごく怒られる所もあるという話も聞いた事があります。
それだけ現地のスタッフ達がサンゴ礁を、海を護ろうという意識が高いという事なんだと思います。
なのでこの記事を呼んでくれた皆さんも、今までサンゴに全く興味のなかった方も、
これから潜る時には、少しでいいのでサンゴを気遣って潜ってくれたらいいなぁ、と思うんです。
僕たちダイバーは海中世界への訪問者なんですから。
そこにある環境をできる限り変える事無く、少しだけ覗かせてもらうという気持ちで潜りたいものですね。
サンゴに、海に優しいダイバーになりましょう♪♪
と言うのが、今日言いたかった事であります!!
ふぅ、、ここまで来るのに長かったな・・笑
なかなか話をまとめる事ができず、すみません^^;
僕の下手な文章ですが、少しでも伝わってこれから潜る時に気にかけてもらえれば本望です😊
この日の最後は、ポイント「ロブスターホール」のリーフで調査でした。
久々のポイントだったので、最後にちょびっと穴の中へ。
ちょうど太陽の光が入ってくれて、キレイな光のシャワーを見ることが出来ました✨
水底の砂紋もきれいなポイントです。
なかなか行く機会が少ない南海岸。
その中でも海況が良くないとなかなか潜れないこちらのポイント。
もし潜る事ができたらすっごくラッキーかも⁉️ウフ♥️
今日も母なる海に感謝を…
naoto