【今日の宮古島シュノーケリング情報】

■天候：晴れ
■気温：32℃
■水温：29℃
■風向き：南東
■波高：1,5m
■透明度：15m
■ポイント１：フナクスビーチ（池間島）

ポイントの選定

時にそれは僕たちガイドを多いに悩ませる。

ポイントを選ぶ時に重要視することは、波が穏やかであるかどうか。

その場所でゲストを安全に快適に案内できるかどうか。

波が穏やかなポイントを探す為に考慮することはいくつかある。

一番はやはり風向き。

風向きはポイント選定に於いて、一番重要なファクターである。

風向きが島の陰になるようなポイントであれば、そこは穏やかなポイントの候補となるだろう。

しかし、どれだけ波が穏やかであっても、そのポイントに何も見るものが無ければ意味がない。

または透明度がすごく悪くても、意味が無い。

いかに穏やかで、且つ魚やサンゴがたくさんあり、きれいなポイントであるかどうか、が重要なのである。

そしてもう一つ、ポイント選定における重要なファクターが潮位だ。

海には潮の干満というものがあるのはご存知だと思う。

月の引力により、潮の満ち引きが6時間ごとに繰り返される。

大潮、中潮、小潮、長潮、若潮と５タイプの潮がある。

この潮の時間、タイプによって、海では様々な潮の流れが発生する。

もちろん、この潮流もポイント選定では重要なのだが、今言いたいのは潮の潮位、干満の時間である。

ちなみに今日の満潮時間は10:40と23:27、干潮時間は4:38と16:58

これは宮古島の平良基準である。

今日のシュノーケリングツアーは午前中に開催した訳だが、満潮時間を見てもらうとちょうどその時間に当たる事が分かるだろう。

この午前中に満潮時間が当たってしまったが為に、今日のポイント選定に少し悩まされる事になってしまった。

はじめに訪れたポイントは宮古島南海岸のシギラビーチ。

潮がひいている時間帯であれば、沖からの波はリーフで止められ、リーフ内にまで入ってくることはない。

しかし、今日は潮が高い時間だったので、エントリーポイントの波打ち際までザブザブと波が押し寄せていた。

泳げなくはないが、これでは安全に講習をしてゲストをご案内する事は不可能と判断。

即ポイントを変更する事に。

そして向かったのが池間島のフナクスビーチ。

こちらも同じく潮位は高いものの、波は比較的穏やか。

他のポイントを探せば、もっとやりやすい所もあったかもしれないが、残された時間を考慮しこのポイントでツアーを開催する事に。

結果、安全にゲストをご案内する事ができ、お客様自身とても楽しんでもらえる事ができた。

南海岸から池間島までの移動という時間ロスがあり、予定よりも終了時間が遅くなってしまった事がお客様に申し訳ない。

幸い最後まで笑顔でいてくれたお客様だったので、ほっとひと安心。

だが、限られた旅行期間の中で、貴重なお時間を頂いてご案内させてもらうのに、これは自分にとって大きなミスである。

しかし、今日この経験がこれからのポイント選定に役立つ事は間違いない。

でなければ、今日のお客様に申し訳ない。

まだまだ海についても、宮古島のビーチポイントについても未熟な自分。

その日のベストポイントへお客様をご案内できるように、これからも日々勉強、そして調査を行っていきたい。

全てはお客様の満足の為に。

 

＊今日の海模様＊

   

 

 

本日シュノーケリングツアーにご参加くださいましたM様ご夫妻、ありがとうございました！

またのお会いできる日を楽しみにお待ちしております。

たんでぃが〜たんでぃ！

 

今日も母なる海に感謝を…

naoto