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”フルフェイスマスク”のメリット・デメリット2022.04.01

 

こんにちはー!ナオトです^^

 

今日は先日開催した、体験ダイビングの様子をお届け♪

 

と同時にお客様から「フルフェイスマスクを使ってみたい」というリクエストをいただいたので、

 

フルフェイスマスクってなに?使うメリットは?デメリットは?

 

というところを深掘りして、詳しく説明していこうと思います!

 

 

 

まずは「フルフェイスマスクってなに!?」

 

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

写真を見てもらえれば分かりやすいはず。

 

こちらです⬇︎⬇︎

 

 

 

 

おぉぉぉ!!

 

なんだかダースベーダーみたい!?

 

 

顔全体が覆われるマスクなので、まさに”フルフェイス”

 

鼻までしか覆われないのが通常のダイビング用マスクですが、

 

こちらのフルフェイスマスクは、顎の下まで覆われます。

 

 

内側から見るとこんな感じ⬇︎⬇︎

 

 

 

 

レギュレーターはマスクの口元に直接取り付ける状態になります。

 

なので、マウスピースはついていません。

 

 


 

【フルフェイスマスクのメリットその1】

 

圧倒的に呼吸がしやすい!

 

 

 

レギュレーターを咥えない&鼻呼吸ができるので、普段陸上でしている呼吸とほぼ変わらない感覚でできちゃいます。

 

通常のダイビングで使用するマスクは、目と鼻までしか覆われないタイプになります。

 

呼吸はレギュレーターと呼ばれる呼吸器を使用して行宇野で、通常のダイビングでは鼻で息を吐くことはできても、吸うことはできない。

 

必然的に口呼吸が基本となります。

 

その点、こちらのフルフェイスマスクを使用することで、”鼻呼吸ができるが故に呼吸がすごくラク”という状態でダイビングを楽しむことができるようになるのです。

 

もちろん、水中を泳ぎながら&限られた呼吸源しかないので、大きくゆっくり深呼吸を心がけるのは重要です。

 

 

初めてスキューバダイビングを体験されるお客様の中には、いきなりスムーズに難なく潜られる方もいらっしゃいますが、やはり呼吸の練習の段階で苦戦される方も多数いらっしゃいます。

 

その原因は、、

 

緊張しているせいで心拍数が上がり、呼吸が安定しない。

 

浅い早い呼吸になってしまう。

 

レギュレーターのマウスピースを咥えた状態での呼吸になかなか慣れない。

 

どうしても鼻呼吸をしようとしてしまう。

 

こんな感じでスキューバダイビング時の呼吸って、初めての方には意外と難しいんですよね。

 

慣れてしまえばどうってことないんですが、その慣れるまでが大変。。^^;

 

その中でも鼻呼吸ができないというのが、一番慣れない原因なのではないでしょうか。

 

僕たち人間は普段の陸上生活では、基本鼻呼吸をしていますよね。

 

鼻詰まりを起こしていない限り、「僕は普段から口呼吸しています!」っていう人はほぼいないでしょう(笑)

 

それなのに、スキューバダイビングをする時にはいきなり「口呼吸してください」って言われても、

 

そんなに急にはできないのが普通だと思います。

 

そもそもなぜ鼻呼吸はダメなのか?

 

繰り返しになりますが、通常のスキューバダイビングで使用するマスクは、鼻までしか覆われていないタイプになります。

 

鼻までしか覆われていないということは、鼻で息を吸うことが物理的にできなくなります。

 

なので息を吸う時は必然的に口のみとなります。

 

次に息を吐く時、これは鼻からも吐き出すことはできます。

 

でもこれをやってしまうと、マスクのレンズが曇りやすくなったり、マスクがズレてきて水が入りやすくなったりします。

 

マスク内に水が溜まると、これまた呼吸がうまくできななくなる原因になってしまうのです。

 

ほんの少しマスク内に水が入っただけで、パニックを起こす方もいらっしゃいますからね。

 

それほど、マスク内に水が入るという状態は、ストレスがかかるものなんです。

 

そんなストレスを解消してくれるのが、このフルフェイスマスクというわけなんです。

 

それだけ水中で鼻呼吸ができるというのは画期的でストレスフリーなのです!!

 

 

 

 


 

【フルフェイスマスクのメリットその2】

 

レギュレーターのマウスピースを咥える必要がない!

 

ふ〜ん、そんなこと?

 

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

 

僕の経験上、過去にこのマウスピースが咥えられずに潜ることができなかった、というお客様がいらっしゃいました。

 

その方は、口の中に食べ物以外の異物が入ることがどうしても受け入れられず、反射的に「おえ〜」とえづいてしまう、という状況でした。

 

その当時にこのフルフェイスマスクがあれば、そのお客様も無事にダイビングを楽しむことができたのかもしれませんが、その時はまだ持っていなかったのでどうすることもできず、諦めるしかありませんでした。

 

またそれ以外にも、障害がありマウスピースを口で支えることができない、などの理由の方でもこのフルフェイスマスクを使えば問題はクリアされますね。

 

昨今では、新型コロナの感染の心配もありますから、

 

レンタル器材のマウスピースを咥えることに抵抗を感じる人も少なくないかもしれません。

 

もちろん洗浄・消毒は徹底しておりますが、それでもあまり気持ちの良い物ではないのは僕も共感できます。

 

あとは単純にマウスピースを咥えなくていいので顎が楽だということ♪

 

ダイビングをした後に、すごく顎が痛かったという思いをした方も多いのではないでしょうか?

 

そんな問題もクリアできてしまうので、フルフェイスマスクは良いコト尽くしですね♪

 

 

 

 


 

【フルフェイスマスクのメリットその3】

 

マスククリアの必要がない!

 

 

通常のダイビング用マスクは、ちょっとしたことでマスク内に水が侵入してきます。

 

それは、マスクの付け方が間違っていたり、ストラップが緩かったり(締めすぎも良くありません)、髪の毛が挟まっていたり、鼻呼吸をしてしまったり。。。

 

様々な理由で、簡単に水が入ってしまうものなんです。

 

これも慣れてしまえばそんなに焦ることもなく、怖いものでもありません。

 

そしてマスククリア(水中で水を抜く作業)を落ち着いてできれば、そのままダイビングを続行することができます。

 

しかし、初めてダイビングする人にとっては、マスクに少しでも水が入ってくるだけでものすごく恐怖を感じてしまうもの。

 

頭では大丈夫と分かっていても、鼻に水が入ってくる気がして(これも鼻呼吸をしてしまっているから)安定した呼吸が確保できずに、だんだん苦しくなってくるのです。

 

そうすると気持ちもだんだん焦ってきてプチパニックです。。

 

これまで多くの体験ダイバーをご案内してきましたが、一番多くのトラブルがやはりこのマスクに水が入ってしまう状況がダントツですね。

 

これを解決してくれる、というかそもそもマスク内に水が入ってきても大丈夫なのが、このフルフェイスマスク。

 

ストラップを外して、故意にマスクを外すことがない限り、マスク内に水が侵入して呼吸ができなくなるということはほぼ無いでしょう。

 

かと言って、全く水が入らない訳ではありません。

 

それでは入ってきた水はどうなるのか?

 

フルフェイスマスクには、顎の部分に排水弁(逆止弁になってる)が付いており、ここから呼吸しているだけで勝手に水が抜けていく仕組みになっています。

 

なので、水が入ってきたこと自体に気づかないことがほとんど。

 

勝手に水が抜けてくれるので、当然マスククリアという作業も必要なくなりますね。

 

この点においても、フルフェイスマスクはストレスフリーなのです!!

 


 

【フルフェイスマスクのメリットその4】

 

レギュレーターが外れる心配がない!

 

 

通常のダイビングでは、レギュレーターについているマウスピースを口で咥えて呼吸をします。

 

このマウスピースは自分の意思で簡単に付け外しができます。

 

水中では基本的に外すという行為はありません。

 

レギュレーターを外してしまうとそもそも呼吸ができなくなってしまいますからね。

 

しかし、自分の意図せずして、レギュレーターが口から外れてしまうトラブルはたまにあります。

 

単純に口元が緩んで落としてしまったり、周りで一緒に潜っている人の手やフィンキックが当たってしまったり、水中の岩やサンゴなどに引っかかってしまったり。

 

様々なレギュレーターが外れてしまう状況が想像はできます。

 

このような場合もレギュレーターリカバリー、そしてレギュレータークリアを行い、呼吸を再開することができるのですが、これもやはり練習をしてこのスキルを身につけなければいけません。

 

全く初めてダイビングされる方が、たった数回練習しただけでいざという時に落ち着いて対応できるかと言えば、なかなかハードルの高い状況に変わりはありません。

 

もし失敗したとなると、海水を誤飲してしまったり、そのままパニックになって急浮上・・・なんてことにもなりかねません。

 

過去にCカードを持っている方でも、ビギナーダイバーやブランクダイバーの中には、レギュレーターに水が入ってきてパニックになってしまった、ということが実際にありました。

 

Cカードを持っている方でさえ、このようなトラブルがあるのです。

 

その点、フルフェイスマスクはレギュレーターがマスクに直接くっ付いている状態にあります。

 

故にレギュレーターを咥えるということ自体が必要なくなり、当然外れてしまうというトラブルもなくなります。

 

スキューバダイビングにおける命綱とも呼ばれるレギュレーターが外れる心配がないという安心感は通常のダイビングにはないメリットのひとつと言えるでしょう。

 

ただ、留意しておかなければいけないのは、フルフェイスマスクからレギュレーターが外れてしまう可能性はゼロではないということ。

 

フルフェイスマスクとレギュレーターは、結束バンドで締めて固定しているのですが、万が一この結束バンドが潜水中に切れてしまったり、ホースをかなり強い力で引っ張られたりした時には、外れてしまう可能性は考えられるかもしれません。

 

ただこの点においては、器材のメンテナンスや潜る前のチェック、水中での動き方などを注意していれば防げることなので、そんなに心配する必要もないのではないでしょうか。

 

ガイドするインストラクターがそのようなトラブルも想定して安全管理を徹底すれば大丈夫だと思われます。

 


 

【フルフェイスマスクのメリットその5】

 

 

水中で喋ることができる!

 

 

これはおまけのようなメリットですが、

 

テレビなんかでダイビング中に喋りながら潜っている場面を見たことがある方も多いのではないでしょうか?

 

あれは大体このフルフェイスマスクを使用して潜っています。

 

マスクのほっぺの部分にマイクを接続できるようになっています。

 

通常のダイビングでは、レギュレーターを咥える際にマウスピースを噛む状態になる為、

 

声は出せてもはっきり発音して喋るのはなかなか難しくなります。

 

 

女性の高い声で、「きれー!」「かわいいー!」「すごーい!」

 

などの簡単な言葉であれば聞き取れることもありますが、多くの場合はゴモゴモ聞こえる程度で、はっきり聞き取ることはほぼ不可能に近いです。

 

ですが、フルフェイスマスクであれば、そもそもレギュレーターを咥えていないので、普通に喋ることができるんですね。

 

話していることをお互いに聞き取って、会話するには少し訓練が必要かもしれませんが、

 

水中で自分の気持ちを話して相手に伝えられるというのは、安心感にも繋がるのでは無いでしょうか?

 

 

 

 


 

ここまでメリットばかりを上げてきましたが、考えられるデメリットもあるのでこちらもご紹介していきたいと思います。

 

 

見た目がちょっと不細工…!?

 

 

これは人の感性によるものなので、逆にカッコいい!と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

写真に写っているフルフェイスマスクには、合計5カ所のストラップを調整する場所があります。

 

写真を見て分かるように、頭のてっぺん中央にストラップが1本通っています。

 

通常のマスクには無いストラップがあるので、これらのせいで見た目が少し不細工に見えてしまうのかなと個人的には感じています。

 

でもこれはフードを被ったりして、髪の毛が広がらないように工夫すれば、それほど気にならない点なのかもしれません。

 

またフルフェイスマスクには、あまり種類がなくデザインも選べないことがほとんど。

 

強いて言うなら、マスクのフレームを交換すれば色を変更できるのと、

 

シリコンの色(マスク全体の色)が写真のクリアシリコンとブラックシリコンがあるくらいでしょうか。

 

各器材メーカーからそれぞれ発売されていて、デザインも微妙に違ってきますが、

 

通常のマスクほどデザイン性に優れていたり、種類が豊富と言うわけではありません。

 

ちなみに、当店で扱っているフルフェイスマスクは、株式会社キヌガワの「GULL」製品になります。

 

多くの日本人ダイバーに愛される、日本のトップメーカーですね^^

 

 

 

他のデメリットとしては、

 

空気の消耗が早い…

 

 

口でも鼻でも呼吸ができる、そして喋ることもできる。

 

だからこそ、空気もいっぱい使っちゃうんですよね。

 

マスク内を常に空気で充満させておかなければいけないので、通常のマスクよりも空気をたくさん使ってしまうのは、仕方の無いことかもしれません。

 

陸上と同じように呼吸ができるのが、フルフェイスマスクの良い点ではありますが、

 

空気の消耗のことを考えれば、やはりゆっくりと安定した呼吸を心がけることが重要ですね。

 

 

また

 

マスクのレンズが曇りやすい…

 

というデメリットもあります。

 

潜る前にしっかり曇り止めを施してから装着すれば、めちゃくちゃ曇るということはないと思いますが、

 

鼻と口から吐き出した呼気によって、少なからず曇りやすくなる点は否めません。

 

ボンベから送られてくる空気はカラカラに乾燥していますが、

 

吐き出した空気には、多少水分が含まれています。

 

これによってレンズが曇りやすくなります。

 

通常のマスクであれば、呼気は全てレギュレーターの排気バルブから海中へ放出されるので、鼻呼吸さえしなければレンズが曇りやすいという事態にはなりにくいのです。

 

せっかくきれいな水中世界も、レンズが曇ってかすんでしまっては感動も半減します。

 

フルフェイスマスクであっても、通常のマスクであっても、曇り止めはしっかり丁寧に行いたいですね^^

 

 

このようにフルフェイスマスクのデメリットも少なからずありますが、

 

ダイビングそのものに大きな障害が出るということではなく、気をつければ対処できることがほとんどだと思います。

 

細かいことを言えば、装着が少し大変、荷物がかさばる、水中でエア切れを起こした時の対応の難しさ、耳抜きする時に鼻を抑えづらい、マスクそのものの購入金額が少々お高い、バブルリングができない(笑)…などなど、考えられる懸念事項はいろいろありますね。

 

それでも、前述した「呼吸がしやすい」「マウスピースを咥えなくていい」「マスククリアの必要がない」「レギュレータークリアの必要がない」というメリットの方がデメリットを差し置いても大きな魅力になるのではないかと思います。

 

 

 

実際にこの日体験されたお客様も、人生2回目のダイビングでフルフェイスマスクの使用は初めてだったようですが、使ってみた感想はというと…

 

「すっごいラク!!」

 

とのことでした^^

 

 

これからサマーパーティーでは、このフルフェイスマスクの貸し出しも積極的に行なっていきたいと思いますので、ご興味のある方はぜひ使ってみてください!!

 

ダイビングの未経験者はもちろん、経験者でもFUNダイバーでもリピーターさんでも、

 

とにかく使ってみたい!という方、ぜひぜひリクエストお待ちしております^^

 

 

ちなみにマイマスクとして購入したいという方もいらっしゃれば販売もできますので、ご相談ください!

 

 

 

 

 

 

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